目次
雪道での運転の注意点
- 雪道をノーマルタイヤで走行することは極めて危険なので、スタッドレスタイヤやチェーンを必ず装着する。
- スリップによるトラブルの危険性があるため、急な車線変更、急ブレーキは厳禁。
- 先行車との車間距離を多めにとる。
- 発進時はアクセルをじわりと踏み込み、ゆっくり発進する。
- 屋根に積もった雪はブレーキ時にフロントガラスへ雪崩を起こし視界不良となる危険性があるため、除雪してから運転する。
すべてのドライバーに当てはまる「安全運転の義務」とは?
道路交通法第70条で「安全運転の義務」が次のように規定されています。
「車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。」
安全運転義務違反は違反点数が2点、反則金は普通自動車の場合9,000円に定められています。また安全運転義務違反による交通事故は、事故の大きさに応じて刑罰や罰金が科せられることになります。
ノーマルタイヤで雪道を走るのは法令違反!
ノーマルタイヤで雪道を走行してもしも立ち往生や事故を起こしてしまった場合、法令違反として取り締まられる可能性があります。
これは各都道府県の交通規則にて定められているもので、点数は累積(加算)されませんが法令違反した場合は普通乗用車の場合は6,000円の罰金が必要となります。
例外として沖縄県においてはこの雪道での滑り止め処置が義務付けられてはいませんが、多くのドライバーにとってこの法令は雪道を走る上で該当となるはずです。
特に注意したいのが、普段雪が降らない地域にお住まいの方の雪道走行でしょう。
急な豪雪によって凍結した路面をノーマルタイヤで走ることは、法令違反による反則金だけでなくスリップなど事故を起こす恐れもあり大変危険です。
ただでさえ雪道の運転に慣れていないことが想定されますので、冬になったらスタッドレスタイヤへの履き替えやチェーンを車載するなどの用意が大切となります。
スタッドレスタイヤでもチェーン規制区間はチェーンが必要
「スタッドレスタイヤに履き替えたのでチェーンはもういらない」と考えている方はちょっと待ってください。チェーンを処分せずにトランクに保管しておく必要があります。というのは2018年12月からスタートしたチェーン規制の制度があるからです。
チェーン規制発令時はスタッドレスタイヤでもチェーン装着が必要
大雪時にチェーン規制が発令されると、走行している道路によってはスタッドレスタイヤでもチェーンの装着をしなければなりません。うっかりしてチェーンを忘れると通行止めにより引き返さなければならない場合もあります。
大雪による立ち往生がニュースになることがありますが、場所や状況によってはスタッドレスタイヤだけでは不十分な場合があります。これまでの事例を踏まえて2018年12月にチェーン規制の制度がスタートしました。
チェーン装着が義務付けられている規制区間は?
チェーン規制発令時にチェーン装着が義務付けられている規制区間は一般国道では6区間、高速道路では7区間あります。大雪によりチェーン規制が発令されると規制区間ではチェーン装着が義務となります。